学生スタッフのはるはるです。
第1弾は読んでいただけましたか?
(まだ読んでいない方は読んでみてください!)
今回は第2弾ということで、
障害はオープン or クローズ?
(自分の障害を伝えるべきか)障害・配慮事項の伝え方と具体例
(障害を伝えるのであればどのように伝えればよいのか)一般雇用と障害者雇用の違いは?
(両方を見てきた中で、違いは何か、どちらが良いのか)対面合同面接会と対面面接に参加してみて
といった観点から自分の経験を紹介したいと思います。
◆障害はオープン or クローズ?
私自身は、障害や配慮が多いこともあり、クローズで進めることは無理だと思っていたため、最初からオープンで就活をしていました。
ー具体的には、
一般企業を中心に進めていたのですが、
説明会の時点で、最後の質問タイムで障害者の受け入れ状況や障害者雇用に対する考え方、障害者雇用の有無などを聞いていました。
その後、選考中に履歴書やESの提出があった際に、自分の障害の状況や配慮事項についてまとめた資料を併せて提出するようにしていました。
中には、書類提出の機会がなかったり、サイト経由での提出のため、資料を添付できないケース等もありましたが、そういった時には、別途メールで送ったり、最初の面接/面談の逆質問の時に、話をするようにしていました。
ーオープンにすると、
障害があり、配慮が必要だと採用担当の人に認識してもらい、どのような配慮やサポートが必要なのかを検討してもらえる可能性があります。
しかし、一般雇用の場合、障害者雇用をしたことがない、どのような環境や配慮を整えればよいのかわからないといった企業が多いため、自分の障害や必要とする配慮を自分の言葉で話せるようにすることが求められます。
相談しながら整えようとしてくれる企業もあるので、まずは話してみる。
お互いにどこができて、できない部分はどこかをすり合わせていくことが必要になります。
ー一方で、クローズにしていると、
障害がない前提で全てが進んでいきます。
内定が決まった後や仕事を始めてから配慮をお願いしたいと思い、相談しても、企業としては障害があるという認識がないため、「急にそんなこと言われても対応できない」と思われるかもしれません。
また、環境や配慮体制が整っていないと、配慮やサポートをお願いしてから実際に実現するまでにかなりの時間を要して、すぐに配慮を受けられないといったことも起こりうると思います。
障害の程度や求める配慮の度合いによっても、
ーオープンorクローズのどちらにするか
迷っている方もいるかもしれませんが、
私の経験からすると、オープンにして何かしらのサポートが必要だと理解してもらったうえで働く方が、いざとなった時に安心して相談できると思います。
障害があると言った時に
嫌な顔をされた
配慮ができないと受け入れ拒否された
障害に対する理解がなさそう
など、選考を受ける上で嫌な気持ちになり、迷う気持ちもよく分かります。
ー私もこのような経験はしてきました。しかし、
理解がない、拒否する企業だけではなく、まだ経験や実績はないけど、一緒に相談しながらより良い方法を一緒に考えていきたい、歓迎したいという企業があることも事実です。
自分がどのような環境で働きたいか、再度考えてみてください。
◆障害・配慮事項の伝え方と具体例
私は、複数の障害があるので、それぞれの障害についてまずは状況を記載し、最後に求める配慮事項をまとめた資料を作成し、企業にお送りした上で、面接に臨むようにしていました。
まとめる紙は1枚程度がよいと言われましたが、私は複数の障害があったことから、2枚以内にまとめ、聞かれた時や話をする時に補足説明をしていました。
まとめる内容としては以下のような感じです。
障害の種類(~障害)
疾患名と数値(視力、聴力など)
具体的な状況
(手帳の有無や等級、どのような場面が苦手・できないのか、通院の状況、障害に対してどのような工夫をしているのか、どのような補助具等を利用しているのかなど)求める配慮事項
(通院の頻度・固定の時間や曜日があればそれも記載、必要な補助具やソフト、外してほしい仕事内容、その他自分が会社に求める環境や配慮)
※働いた経験がないため、分からない部分も多いと思いますが、志望する企業・業種・職種の仕事内容を調べた上で、大学等で受けている配慮と照らし合わせながら考えるとよいと思います。
といった感じです。
ー具体的に、分かりやすく
資料を作成する時は、できるだけ具体的に誰でも分かりやすい説明を心がけてください。例えば、
「視野が狭く、5度ほどしかない」
→【✕】イメージが付かない「5円玉からのぞいたぐらいの範囲しか見えない」
→【○】理解しやすい
日常生活にあるものや状況を使って、初めて聞いた人でもイメージできるような説明を心がけると、企業の人もすぐに理解しやすくなります。
ぜひ参考にしてみてください。
◆一般雇用と障害者雇用の違いは?
私が就職活動をしていく中で、一般雇用と障害者雇用をどのぐらいの割合で活動していたかというと、一般雇用8割:障害者雇用2割といった感じでした。
基本的には、障害のない就活生と同様のフローで選考を進めつつ、障害者雇用ではエージェントの利用を中心に進めていました。
なぜ、このような割合になったかというと、
ー障害者雇用では、やはり幅の狭さを感じた
からです。
具体的には、
(現在では、職種の幅も増えてきていますが)事務職がやはり多いこと
正社員だけではないこと(契約社員などもあること)
給料面でも低かったこと
キャリアアップの時に、部長クラスまでは行けても、幹部などそれ以上のキャリアが困難なケースが存在したこと
未経験で採用している企業が少なかったこと
などです。
ー何を大事にするか
ーー障害者雇用
(やりがいと楽しさ)
私は、高校時代から生徒会や行事の実行委員など、多くの活動に積極的に参加し、様々な経験をしてきました。そうした経験の中で、チームで目標に向かって何かすることの楽しさややりがいを強く感じるようになりました。
そうした中で、職種や仕事内容を考えた時、事務職等は、他部署と連携する部分はありますが、内容が違っても、同じ作業が繰り返されるように感じていたので、自分にとっては、あまりやりがいや楽しさを感じられないのではないかと思う部分がありました。
(働く環境)
その中でも、障害者雇用を見ていた理由としては、障害に対する理解や配慮があり、障害を持ちながら働くには良い環境が整っているからです。
ーー一般雇用
(やりたいことの実現可能性)
その一方で、一般雇用では、業界や職種、キャリアアップの幅が広く、自分がやりたいことの実現可能性が高いと思っていました。
(障害に対する理解や配慮)
しかし、一般雇用では障害に対する理解や配慮が整っていないところがほとんどで、障害者を受け入れたことがないところも多くあったため、その部分での不安はもちろんありました。
ーー入社するのであれば、
やりたいことができる環境で、やりがいや楽しさを感じられるような仕事をしたいと思ったことから、私は一般雇用を中心に進めていました。
◆対面合同面接会と対面面接に参加してみて
ー対面合同面接
障害者向けの就職情報会社が行う対面合同面接会に初めて参加しました。
その感想としては、思っていた雰囲気と異なっていたということです。
具体的には、14社ほどがブースを出し、
話を聞きたい企業の前の椅子に座る
順番を待つ
面接を行う
終わったら次の企業に移動する
という流れでした。
(待ち時間が長い)
14社ほどあったので、その中でも行きたいところは全部回れるかなと思って用意していましたが、参加者(学生だけでなく社会人も含む)が100人ほどいて、順番待ちの時間が長く、片手に収まるほどの企業しか回ることができませんでした。
(サポートのお願いに時間がかかる)
また、サポートするスタッフの方も、参加者の人数に比べて少ないと感じました。サポートをお願いするために、スタッフを探すことに時間がかかり、あまり満足のいく形ではありませんでした。
(賑やかな環境)
環境としては、賑やかで設置物が多いため、移動がしにくいと感じました。そのため、視覚に障害があったり、賑やかな環境が苦手だったり、環境把握に時間がかかったりするような方には、あまり環境としては良いとは言えないと思いました。
障害の程度や特性、状況によっても異なってくると思いますので、あくまでも私の経験から感じたこととして認識してもらえると嬉しいです。
また、実際に行ってみないと分からない部分もあると思うので、一度参加してみることもありだと思います。(途中で帰るということもできますし)
ー対面面接
次に対面面接についてです。
本社で最終選考があり会社に行きました。それまでは、対面とオンラインで選べる時はオンラインを選択していたため、対面面接が初めてでした。
私は同行援護を契約していたため、ヘルパーの方にお願いして、会社まで行き、面接を受けてヘルパーの方と帰りました。
対面面接はオンラインとは違って、入室、退室の流れがあるので、そこの部分の練習もしていました。入退室の流れなどはYouTubeなどで検索すれば出てくるので、動画で確認してみてください。
(私の場合は先に部屋に通されたので、入退室の流れはなく、面接が進みました)
対面での面接だと(私の場合、最終面接でもあったので)より緊張すると思いますが、
志望動機をしっかり言えるようにする
最終選考の担当者についてよく調べて逆質問で質問できるようにする
深堀されても答えられるような練習をしておく
と良いと思います。
ーー対面面接の時には、働く環境も確認する
具体的には、
バリアフリーな配置になっているか
(物の多さや配置、移動のしやすさなど)エレベーターの音声案内やボタンの位置はどうか
会社の最寄駅から会社までの道のりの通いやすさはどうか
(点字ブロックや音声信号、歩道の幅、道のりが複雑かどうか、障害物があるかなど)
といった内容です。
仕事内容や会社の雰囲気がよく、「この会社に入社したい」と思っても、働く環境が良くなければ、ストレスを感じなくて良いところでストレスが溜まっていってしまい、仕事に行くのが辛く感じてしまうかもしれません。
障害者雇用を積極的に行っている会社の中には、バリアフリーの面も考えられていたり、求人広告内に働く環境に関する記載があったりもします。しかし、一般雇用が中心の会社や、障害者雇用を行っている会社の中でも、完全にバリアフリーな環境ではない企業があります。
それは、実際に行ってみないと分からない部分であり、働く前に確認するには、対面面接の時が有効だと思います。
そのため、対面面接があった時には、(緊張してそこまで見ている余裕がない可能性もあると思いますが)働く前に確認できる貴重な機会でもあるので、ぜひ働く環境を確認してみてください。
そして、もし不安な点であれば、選考中や内定承諾検討期間中に、会社見学等をお願いし、人事の方と相談してみてください。
◆さいごに
今回の第2弾では、主に、障害にフォーカスして紹介してきました。
次回の第3弾では、「実際の就活のフローの中でどのようなことをしていたのか」について紹介したいと思います。
今回ご紹介したことは、あくまでも私自身が経験した視点で書いています。一人一人状況や大事にしていることは異なると思いますので、参考程度に読んでいただき、「自分だったらどうか」と考えてみてください。
次回もお楽しみに!
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