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◆自己紹介

はじめまして、ぬぷりと申します。

私は昨年3月に大学院の修士を卒業したものの、就活がうまくいかず、卒業してから就労移行支援事業所に通って就職に向けて頑張っています。大学では食について総合的に学ぶ学科に所属していて、栄養学や経営学や社会学を中心に食に関して幅広く学んでいました。

元々私は、大学院進学を考えておらず、普通に学部卒の予定で大学3年の6月あたりから就活に取り組んでいました。それで大学4年の12月くらいまで少しではあるものの受けていたのですが、うまくいかず、私の学部の大学院入試が2月にもあったので、ゼミの先生に相談したり、大学の学生サポートルームにも勇気をもっていってみたりして、内部からの院進学なら入れるかもと思い、大学院進学を決めました。

私たちの世代はコロナ世代に該当して、大学2年の後半からずっと制限された学生生活で、楽しみにしていたゼミ活動もサークル活動もろくにできず、ゼミは他の同期に聞いてみるとゼミだけは対面でやっていたところもあったそうですが、私のゼミはほぼすべてオンラインで、初めて卒業式でゼミの人と会ったというのもありました。それに、ゼミの先生が急な病気によって亡くなってしまったのと、そこと同時期に母方の祖父も体調を崩して1か月ほどつきっきりでお見舞いに行って最後亡くなってしまっていたので、メンタル面がとても不安定になって、前に進める余裕がありませんでした。それもあり、学生を2年延長して就活もやり直したり、研究を深くやってみたり、大学でもっと活動をしてみたいという思いがあって、その進路にしていました。
しかし、院進学後もなかなかメンタルが戻らず、頑張って論文は書いたのですが、就活が周りはうまくいっている中で自分だけ20社ほど受けても不採用ばかりでうまくいかず、メンタルが持たなかったので、論文を書くことに集中して、就活は卒業後に就労移行支援に通ってしようということに、学生相談室の先生からつないでもらった障害学生支援室の先生と相談しながら決めました。


◆吃音で苦労したこと

障害については、生まれつき吃音症と、運動神経の障害、あと発達障害(ASDが診断で、ADHD傾向もあると勝手に思っている)を持っています。今回は、私がこれまで吃音で苦労したことについてお話したいと思います。場面は多くありますが、大きく4つのことをお話します。

ー1つ目は、小学校の卒業式での名前の返事です。

ずっと予行練習から名前を呼ばれて「はい!」という言葉が言いにくく、家でも何回も練習したが言えませんでした。卒業式当日は、親がビデオを撮っていたので、後でその映像を見てみると口がパクパクしていて、周りの人たちが冷たい視線をしていたり、くすくす笑っていたりして恥ずかしくなりました。

ー2つ目は、高校入試での面接のことです。

私は公立と私立の学校を受けようとしていました。第1志望は私立で、国語・数学・英語の3教科の筆記試験と面接の試験がある内容でした。面接練習は中学校と塾の先生にしてもらい、何回も練習しました。しかし、本番では頭がクラクラするほど極度に緊張し、案の定吃音が多く出てしまいました。面接官の先生にも「緊張しているの?」と聞かれ、その時は「はい、緊張しています。」と答えたのですが、内心吃音を気にされたと思い、終わってからだめかもしれないと落ち込んでしまいました。しかし、中学の担任からこの私立高校に合格した知らせを聞いて、非常に驚きました。この学校は大学附属によりエスカレーターで大学に進学できるため、今大学に通えているのもこの時のおかげと感じ、面接官の先生には非常に感謝しています。

ー3つ目は、授業での発表の時についてです。

小学校から大学まで、国語の音読や社会での教科書の文言の音読、英語のスピーチなど、発表の場面はたくさん経験してきました。国語や社会の教科書の音読では、自分の出番が近づくにつれて緊張がすごく強くなっていました。口パクをして予行練習をするなどして「どもらないように」と念じていましたが、出番が来ると案の定難発で思うように声が出ず悲しくなりました。英語のスピーチは、I が一番苦手で、随伴症状でおしりを手で叩いたりしてなるべく早く声を出そうとしていました。なんとか時間がかかりながらも原稿を言い切ったものの、成績が低くつけられてしまっていました。

ー4つ目は、アルバイトや就職活動についてです。

私は、高校生の時はバイト禁止だったため、大学生になってからアルバイトを始めました。周りが接客のアルバイトをしていた人が多く、自分も接客に興味を持ちました。しかし、1回生は一人暮らしを始めて家事もしなければいけなく、サークルも茶道部と学祭の運営委員を掛け持ちして取り組んで多忙な日々だったため、アルバイトはしませんでした。
2回生の後期になって違うことにも挑戦したいと思うようになりアルバイトを受け始めました。最初受けたのはショッピングモール内のゲームセンターです。面接は、シフトにたくさん入れることをアピールするなどしたものの、不採用になってしまいました。まだその時は吃音が理由だとは思いませんでしたが、その後コンビニや塾講師、居酒屋、カフェ、ファミレスと受けていくうちに、面接対策をしても落ちてしまうことに気づき、面接で「ありがとうございました」などを言う際にどもってしまっていたので、それが原因ではないかと思うようになりました。そのため、それからは大学で募集していた中高生に大学内を案内するキャンパスナビゲーターのアルバイトや、大学の第2外国語の授業のパソコン接続補助スタッフのアルバイトなどをしていました。

私はその後、もっと大学で活動したり研究を続けたりしたい気持ちがあり、自分の学部の修士課程への進学を決めました。そのため、もう一度アルバイトを探し始め、スーパーやカフェ、学童スタッフの求人を受けに行きました。しかし、全部不採用になり、最後受けた近所の定食屋で「吃音があるならホールは厳しいが、キッチンなら採用してもよい」と言ってもらいなんとか採用されました。そこでは、ホールにメニューを伝える際や、物の場所を聞くときにどもってしまって社員さんや店長に呆れられていました。そんな中でも、せっかく採用されたからと頑張っていましたが、しんどさが強く他の従業員からも冷たい対応を受けていたため、半年で退職しました。
それからは、大学で募集していた小中学生の勉強支援の仕事や学会のアルバイト、単発の派遣でスーパーマーケットのレジスタッフをするなどして過ごしています。単発の派遣バイトは面接なしで働けたり、学内のアルバイトは面接しても落とすものではなかったりしたので、気軽に働きやすい環境で良かったです。

この事は、就職活動でも同じでした。書類選考は通っても、面接で落とされることが多く、なかなか内定を得ることができずに困っています。一応対策はして臨んでいますが、練習ではスムーズに言えても本番で吃音が出て随伴も出てしまうので悩みです。人事からは「吃音があると弊社ではお客様や取引先とのコミュニケーションで不安がある」と言わることも多いです。


以上が私のこれまでの人生での吃音の体験談です。

これまで私の体験談を見ていただいてありがとうございました。私の経験に少しでも共感できるものがあれば嬉しいし、読んでくれた方の生き方の参考になれていたら、なお嬉しく思います。



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