学生スタッフのはるはるです。
今回は、タイトルにもあるように「筆記試験やSPIを避けていた話」について書いていこうと思います。
※本記事は2023年12月時点に書かれた内容となります。
◆避けていた理由は?
そもそもなぜ、筆記試験やSPIを避けていたのか。
それは、「配慮いただけない」または「配慮いただけたとしても実力を十分に発揮できない」と思ったからです。
具体的には、
ー筆記試験の場合
問題用紙と回答用紙を別途用意してもらう必要がある。
(問題や回答のパターンが分からないため)具体的なフォントや文字サイズ、回答方法を要望しても、自分が思うような問題や回答用紙の形式で来るとは限らない。
途中で、読めない、判読できない文字や図などが出て来た時の対応が難しい。
ーSPIの場合
SPIは時間延長ができない。
対応しているスクリーンリーダーが限られている。
操作を覚えることに時間が取られる。
などがあります。
それぞれについて詳しく説明したいと思います。
◆まずは、筆記試験についてです。
以下の理由から、筆記試験に対する配慮を求めても、十分に実力を発揮できない可能性があるため、できるだけ、避けて企業探しをしていました。
ー問題用紙と回答用紙を別途用意してもらう必要がある
通常の10.5ポイントの文字では読むことができず、文字サイズの拡大、フォントの変更をお願いしないと読むことができません。
そのため、配慮の一つとして、他の人とは異なった問題用紙と回答用紙を用意してもらう必要があります。
ーフォントや文字サイズの要望をしても、思うような形式で来るとは限らない
自分が読みやすいフォントや文字サイズにしていただいたからといって、他の人と同じように試験ができるかと言われると、そうではありません。
フォントや文字サイズが変更されると、体裁が崩れることもあるため、
問題用紙では、数式の途中で改行される。判読不能なものが出てくる。
回答用紙では、記述がうまくできない。
など、さまざまな問題が生じる可能性があります。
しかし、事前に問題用紙や回答用紙を確認することができないため、他の人と同じように試験に臨むことは難しいです。
ー途中で、読めない、判読できない文字や図などが出てきた時の対応が難しい
読めない、判読できない文字や図などが出てきた時は、問題を理解するために、質問することがあります。
しかし、答えに繋がるものであれば、説明が難しい部分もあるため、問題自体を理解できずに、十分に実力を発揮できないということが起こる可能性があります。
◆次にSPIについてです。
SPIは実力発揮が困難なため、事前に企業に対して、障害があり、全て回答が難しいことなどを伝えておくことが必要になります。
ーSPIは時間延長ができない
SPIは、基本的に、制限時間の中で、どれだけできるかという部分があり、その制限時間を延長することはシステム上できません。(※テストセンターに問い合わせた情報です)
そのため、解けなくても「できたところまで」を結果として判断されることになります。
ー対応しているスクリーンリーダーが限られている
スクリーンリーダーは複数種類があるのですが、
PC-Talker:全てを読み上げないため、スムーズに解くことができません。
(私がこのことに気づいたのは1度SPIを実際にやってからでした)NVDA:キーボード操作でも、大体のことはしっかりと読み上げました。
しかし、問題文中の図や表は読み上げないこともあるため、そういった問題が出てきた場合は、運に任せて番号を選択せざるを得ませんでした。
ー操作を覚えることに時間が取られる
SPIは問題等の対策をしたとしても、最初はキーボード操作や音声がどのように読み上げるのかなど、やってみないと分からない部分があります。問題を解きながら操作を覚えることにも時間を使うため、スムーズに解くことは難しいです。
私も複数SPIを受けてきましたが、3回目ぐらいになってようやく覚えていきました。
これは能力検査だけでなく、適性検査・性格検査のようなものも同様です。
大体は同じものを使う企業が多いため、一度覚えてしまえば、問題を解くことに集中することができますが、会社によっては、初見のものを使うこともあるので、その時は少し気分が下がります。
◆最後に
このように、筆記試験やSPIは視覚障害者にとっては、ハードルが高く、実力を発揮できない可能性も高いことから、できるだけ避けていました。
私の場合、筆記試験は受けずに就活を終えることはできましたが、SPIは、避けられませんでした。しかし、受けたからこそ分かったことも多くあったので、良い経験になりました。
今回は筆記試験とSPIについて、視覚障害の観点から書いてきました。
人によって必要な配慮事項が異なってくると思うので、参考として読んでいただけると嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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